固体高分子形燃料電池用新型セパレータ開発のお知らせ

 当社は山梨大学の発明特許に基づき、山梨大学との共同開発により PEFC(固体高分子形燃料電池)用の新型セパレータの開発に成功しました。セパレータとは、水素と酸素の化学反応を利用してつくる燃料電池スタックの基幹部品であります。
 この PEFC 用新型セパレータを『ガス拡散層一体型金属セパレータ』と呼び、汎用ステンレス材にカーボンを主成分としたコーティングを施すことで高耐食性を実現し、さらにガス拡散性に優れたカーボンペーパーに代わる廉価なガス拡散層とガスケットの機能を併せ保有させる事により、部品点数の削減と薄膜化も実現しました。
 今後、実用化に向けた量産技術の確立や製造コスト削減を行い、燃料電池車・家庭用燃料電池への参入を目指すとともに、水素エネルギー社会の早期実現に向けて貢献して参る所存です。
 なお、この新型セパレータを 2 月 25 日(水)~27 日(金)の間、東京ビックサイトで開催されます【FC-EXPO 2015】の山梨県ブースに展示をいたします。

ガス拡散層一体型金属セパレータ